一般社団法人半導体産業人協会


第6回 YMK会 講演会・懇親会の報告

第6回YMK会 講演会・懇親会が下記のように開催された。

今回は、河合昭平氏を講師に『マイクロギヤードモータの開発と商品化』の講演でしたが、冒頭、システムの不具合が発生して皆さんにご迷惑をおかけしました。

A.講演会

日時
2016年12月2日(金) (午後4時開場)午後4時15分~5時45分(6時閉会)
場所
かながわ県民センター3F 302号室  早目にご来場の方は1F喫茶店、3F待合室あり
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 電話045-312-1121  
(横浜駅西口北出口から徒歩5分)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html
講師
河合昭平氏
講演
『マイクロギヤードモータの開発と商品化』
参加者
(順不同、敬称略)
河合昭平、高畑幸一郎、中澤修治、川本佳史、渡壁弥一郎、加藤重道、中尾誠男、山崎俊行、
眞鍋研司、高橋令幸、加藤 隆夫、野澤滋為、溝上裕夫、日高 義朝、島 亨、(15名)

講演要旨

モータの用途は非常に多く、いろいろな製品に使われている。乗用車1台に100個程のモータが、使用されているとも言われている。
最近は、モバイルホーン(携帯電話)、医療機器、人型ロボット等に超小型モータが使用されている。超小型モータはそのままでは、高回転、低トルクとなり、用途は限られるので、広い用途には高トルク化が必須で、ギヤが必要となる。
ギヤも超小型ながら、強度を要求され、それに適した材料として、アモルファスの『金属ガラス』を開発された。

今回の講演では、『Only One のマイクロギヤードモータを開発する』 という方針のもと、研究開発の段階から商品化までを、技術を中心にお話していただきました。
直径4mm以下の超小型モータ及びギヤを、『マイクロギヤードモータ』と定義して製品化を進めた。超小型モーターなのでどうしても、高回転、低トルク、となり、従って高トルク化には、ギヤが必要となるが、ギヤも超小型ながら、強度を要求される。それに適した材料として、アモルファスの『金属ガラス』が開発された。
『金属ガラス』ギヤにより、低回転、高トルクのDCモーターが開発され、マイクロギヤードモータとして新市場に展開することができた。

市場としては、

  • モバイルホーン(携帯電話)のマナーモード用バイブレーションモータ
  • 先端医療機器用としては、カテーテル内挿入モータ、OCT(光干渉計) 、マイクロポンプ
  • 人型ロボットでは、5指関節用モータ
  • その他

と、その活用が、益々、期待されている。

河合昭平氏は1962年に日本ビクター社(JVC)に入社され、その後1994年に退社されるまでビデオカメラシステムの開発、設計、マーケッティングを担当されて、ビデオのJVCというブランド確立に貢献されました。

その後、1994年に並木精密宝石(株)に入社され、小型モータ、特にマイクロギヤードモータの開発から商品化までリーダーとして活躍されました。

半導体とも通じる大変興味深い講演で、懇親会と併せて皆さんの多大の関心を集めた内容でした。


B.懇親会

日時
2016年12月2日(金) 午後6時~8時(8時半閉会)
会費
約4,000円
場所
『咲くら 横浜店』電話050-5815-7176
横浜市神奈川区鶴屋町2-17-1(相鉄岩崎学園ビルB1)
(かながわ県民センターから徒歩2分、横浜駅西口北出口への途中の岩崎学園ビルのB1)
http://r.gnavi.co.jp/g068263/
参加者
(順不同、敬称略)
河合昭平、高畑幸一郎、川本佳史、渡壁弥一郎、 中尾誠男、溝上裕夫、山崎俊行、
眞鍋研司、高橋令幸、加藤 隆夫、野澤滋為、日高 義朝、島 亨、(13名)

いつものように大変和やかな雰囲気の元で、今回は特に、豊橋時習館高校の同期の「時久会」メンバーが野澤さん、加藤さん、講師の河合さんと3人加わったため新しい輪ができて話が盛り上がった。

また、河合さんは「城・城跡めぐり」がご趣味で、次回はそのテーマで講演をお願いしていただくとか、中尾さんもこの分野や地域史に詳しく来年のYMK会の講師を引き受けてくれたのは収穫であった。

(文責 島 亨)以上

YMK世話役:
島 亨 toru.shima@ezweb.ne.jp 携帯:090-8774-9487
日高 義朝 yh24217957@shi-g.com 携帯:090-9343-8084

ページTOPへ